◆ 夫婦生活を考えてみる・お子さま編(種・デス種) ・アスランとカガリ
カガリは子供は多ければ多い方がいい、と思ってそうだ。アスランは現実的に2、3人が妥当だと考えている。
出産・育児はオーブになるでしょう。アスランとカガリがきちんと自分達で全部したくても、お互いの職務がそれを許さない。結果的に乳母に任せることが多くなる。でも少しでも子供の為に時間を作る、と。
子供の無茶を諌める筈がいつの間にか一緒になって無茶を始めるカガリに頭を痛めるアスラン、という図が容易に想像出来ますな(笑)
・ディアッカとミリアリア
ミリィとの子供は勿論欲しいけど妊娠中・出産直後は夜を控えなければいけないのが嫌な我侭な旦那。
子供は男女1人ずつで2人、という気がします。姉と弟かな。何となく。
0歳児の頃から娘を奪う(未来の)馬の骨に敵意を燃やす親馬鹿(てゆーかただの馬鹿)ディアッカ。に呆れるミリアリア。
お母さん子と見せかけて実はお父さん大好きな娘、とかどうでしょう。弟はお父さんと一緒に泥だらけになってお母さんに怒られるヤンチャ坊主かな。
・キラとフレイ
子供は1人娘のような気がする。何となく。
キラは子供を叱るタイミングがうまく計れなくてただ甘やかすだけになってしまい、フレイに怒られそう。フレイは案外子育ては上手かもしれませんね。
キラはきっと娘の結婚式の前日にアスランに盛大な愚痴を零すと思う。
・イザークとラクス
さぞ見目麗しいお子様が生まれることでしょう…。
…それ以外は全然想像できないのは何故…?(苦笑)
最初は自分の勘違いだと思った。後にそれは確信に変わった。
だがそれを受け入れるつもりはなかった。おそらく彼女は勘違いをしているのだろうと思ったからだ。私を頼る気持ちを思慕に置き換えているだけだろう、と。
そんな思いは一過性ですぐに消えるだろう、そう考えて彼女の思いから目を逸らしてきた。
だと言うのに、いつの間に捕らわれてしまったのだろう。
「キエル嬢」
「はい」
呼べばすぐ返事が返ってくる場所に彼女がいる。
手を伸ばせばすぐ触れる場所に立っている。
たったそれだけのこと、些細なことだ。だが…悪くない。そう、決して、悪くない。
「大尉? 如何されました?」
「いえ、お気になさらず」
「?」
キエル嬢は小首を傾げてみせた。
心より敬愛する主と同じ容姿をしていてもその印象は全く違う。主は些細な仕草までカリスマ性を感じさせる高潔さを、キエル嬢は何処か無防備な可愛らしさを感じさせる。
そしてキエル嬢にだけ、主には抱くことなど不遜過ぎて決して有り得ない衝動も覚える。
「大…」
キエル嬢の頬はあたたかく、柔らかい。小さな顔は私の手のひらだけで全て包み込めそうだ。
キスが離れた一瞬に見せたキエル嬢の顔を綻ばせた微笑が、再び私をその衝動に走らせた。
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だぁあああああ何書いてるんだ俺ぇええええ!!
は、恥ずかしい…! アスカガじゃあ全然書けない甘々いちゃップルがハリキエではあっさりネタが生まれてくるのは何故…!?
(注・いちゃップル→造語。「いちゃつくカップル」を合体・省略)
つーか誰か賛同してくれハリキエ! そろそろ1人で叫んでいるのも寂しくなってきた…!(涙)
小夜は呆然と私を見上げていた。
現実を理解しきれていないのだ。
何の前触れもなく襲ってきた化け物の正体。化け物に殺された教師。私の異形の右手。――突然のキス。
死人の瞳孔のように開ききった目は何を映しているのだろう。
私を見ているのか、それとも私を通してあの化け物――翼手を見ているのか。
「小夜」
右の爪で傷付けてしまわないように細心の注意を払って抱き締める。
小さな小さな女の子だった小夜も今は妙齢の女性だ。もうリトルプリンセスとは呼べない。滑やかな肌、女性らしい体の膨らみ、艶やかな眼差し、その全てが小夜を1人の貴婦人だと語っている。
やっと会えた。
その思いのままに強く抱き締めたい思いを必死で我慢して体を起こす。
頬の傷は既に消えていた。そうなると分かっていても安心する。小夜には赤が似合う、だが小夜の顔の傷は残したくない。美しい女性に成長した小夜に傷などあって欲しくない。
小夜を傷つけるものなどあってはならない。
「…戦って」
翼手を滅ぼすことが出来る唯一の存在。
それが何故小夜でなくてはならないのだろうと悔やみながらも、小夜を戦いに駆り出すしかない現状がある。
その現状を必ず打破してみせると誓う。
この愛おしい存在から2度と離れない為に。
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はーはーはーはーはーはー!
フライングにも程がある。
はい、第1話見てやられました。
ハジみたいな優男風な男性ってあんまり好みじゃないんですけど、何かこう、美人薄命な感じ(失礼)なのにいきなりキスで口移しをする根性にぐぐっと来たっつーか!(笑)
あー、2話以降が楽しみ。
…それ以前に、今後ハジ×小夜で展開するんでしょうか…?
ハジは小夜の恋人じゃなくておにーちゃん的存在だったらどうしよう。…それはそれで萌えだ(笑)
「庭に出てもいいか?」
と娘は尋ねた。
「好きにしろ」
と獣は答えた。
娘はある東屋が気に入ったようで、毎日のようにその東屋へ向かった。
「春になると見事だろうな。この辺り一面薔薇だろう? 大輪の薔薇が一斉に開くのは、さぞ美しいだろうな」
カガリが言う通り、その東屋の周辺には薔薇の生垣があった。誰も世話をしていない筈なのに枯れることもなく春の訪れを待っている。青々とした葉は優美な花を咲かせてくれるのだろうと期待を抱かせた。
「あっちには夏の花がいっぱいだったな。タチアオイが咲いていくのを見るのは好きなんだ。どんどん夏になるって感じがしてさ」
夏の訪れを告げるタチアオイの近くにはアカンサスの花も植わっていた。タチアオイやアカンサスにはカサブランカのような大輪の美しさはない。幾つもの小さな花々が集まって1つの花となる美しさだ。
「ここが春の花であっちが夏の花だから、向こう側は秋の花が植わっているのか? そっちには椿が植わっているから、冬の花だな」
秋の庭も見事だろうなと、カガリは言った。
見事だろうなと言うだけで、決して見たいとは言わなかった。
獣には不思議でならなかった。
娘は何も欲しない。ただ獣の傍にいるだけで幸せだとでも言うように、屋敷の前に陣取っていた時と同じように獣に微笑みかけるだけだ。獣が外に出る時はいってらっしゃいと、獣が外から帰ってきた時にはおかえりと告げる。娘が獣の屋敷に住まうようになってもそれは変わらず、娘は獣に何も望まなかった。
獣には不思議でならなかった。
何故娘は獣の傍にい続けるのだろうと。
「何故お前はここにいる?」
ある冬の日、ついに獣は娘に問いかけた。
カガリは最初きょとんとして、しかしすぐに何を今更と肩をすくめて見せた。
「お前に嫁ぐ為に決まってるだろ?」
「違う」
それは表面上の理由だ。獣が知りたいのはそんなことではない。そんな上っ面の理由ではなく、もっと。
「お前の父を助けた恩を返す必要はない。帰れないと言うのなら実家ではなく別の所に住み移ればいいだろう。何故ここに固執する?」
「…随分と前なのに、覚えてくれていたんだな」
以前、カガリは言った。帰らないではなく、帰れないと。
その言葉を発した時のカガリは何処か物憂げで、…何処か、寂しげでもあり。その表情をずっと獣は忘れなかった。
いつも明るいこの娘が見せた陰りは何か理由があるのだろうと簡単に推測出来た。
「そんなの簡単だろう? 私はお前が好きなんだ」
「…戯言を…」
こんな獣を好きなどと言われて、誰が信じる?
そう吐き捨てる獣に、カガリは困ったように顔を歪ませた。
「本当なんだけどな。信じてくれないか?
私は元々動物が好きなんだ。獣は人みたいに外見で人を見ないから。こっちが好意を向けたら必ず好意を返してくれるから。だから私は獣が好きなんだ」
だからお前が好きなんだよ。
そう告げる娘を、獣はまだ信じられない。
「お父さまからお前の話を聞いた時、物凄く嬉しかった。ずっと願ってたんだ、人の言葉を理解してくれる獣がいないかなって」
獣は人を外見で判断したりしない、無責任な他人の嘲笑を鵜呑みにしたりしない。だけど、獣はカガリと会話出来ない。だからずっと願っていた。見つからないだろうと半ば諦めながらも、それでもずっと願っていた。
そうして見つけた、思いがけない僥倖。
父に言われるまでもなく、カガリは自分の願いでやって来た。この獣に会うために。カガリの理想に出会うために。
「だからお前に会いに来た。それで本当に会って、お前を好きになった。なあ、信じてくれないのか?」
「…人の言葉を理解する獣など他にもいるだろう」
「違う。人の言葉を理解する獣なら誰でもいいんじゃない。私はお前がお前だから好きになったんだ」
「信じられるか」
「信じろよ。だって、お前は優しかったじゃないか」
お前はお父さまを助けてくれた。力ずくで私を追い出そうとしなかったし、寒くなってからはここに置いてくれているじゃないか。
たとえ人の言葉を理解する獣でも残虐な性格ならきっと好きにならなかった。カガリは獣が獣であることも性格も全てひっくるめて好きになった。
だからここにいる。この屋敷に、この獣の傍に。
「…なあ。信じなくてもいいから、ここに置いてくれ」
「…」
獣は目を見開いた。初めてだった。娘から獣に何かを望んだのは。
初めての、そしておそらくはたった1つの願いなのに、その思いの何と慎ましいことか。
獣は娘から顔をそらした。
この娘は真っ直ぐすぎる。
その言動もその想いも全てが真っ直ぐすぎて、獣には受け止めきれなかった。
つづく
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先日アンケートでこの連載(?)を楽しんでいるとコメントを頂いてスゲェ嬉しくなった笹本です、こんばんは。
冬に咲く種類の薔薇もあるにはあるのですが、今回それはスルーさせて頂きます。やっぱり薔薇と言えば5月というイメージが。
自転車で行ける圏内に結構大きい薔薇園があるので、この2,3年は毎年観に行っています。様々な品種が沢山植わっていて、大輪の薔薇、小ぶりな薔薇、赤、黄、白、ピンク、紫と、感動ものの美しさなのですよ。
「日番谷くん、現世に行くって本当?」
「ああ、まぁな。ったく…」
「嫌なの?」
「任務自体は構わねぇよ。同行する奴らが問題なんだ」
朽木、阿散井はまだいい。松本も1人なら問題ない。
が、こいつらに斑目や綾瀬川まで加わって、無事平穏に事が運ぶ筈がないだろ!
「…ちょっと癖のある人たちだもんね」
「ちょっとか? 雛森、お前本当にちょっとだと思うのか?」
「えーと…」
わざとらしく目をそらすなっつーの。
別に任務内容は構わねぇ。軽く考えられる問題じゃねえし、遅かれ早かれの問題でいつかは他の隊長格も現世に来ることになるだろう。今回は斥候も兼ねて俺が出ることになったってだけだ。
…俺達の役割は斥候が主だが、出来るなら俺達だけで終わらせたい。これ以上戦いが激しくならないために――また雛森が刀を持つようなことにならないために。
「…あの、ね。日番谷くん」
「ああ?」
「現世に行ったら…その、あ…、あのね、…あ、…の…」
「…」
「…ごめん。…何でもない。気をつけてね、怪我なんかしないで」
「分かってる」
何を言いかけたのか、考えるまでもない。
ガキにするみたいに頭を叩いてやったら、雛森はもう、と口を尖らせた。
長年抱いてきた憧憬はそう簡単に消えるものじゃない。きっと雛森は今でも願ってるんだろう。あれは全部嘘だったんだ、と。
あの出来事全てが何かの間違いで、雛森の悪夢で、本当の藍染は造反なんかしないで無事でいるんじゃないか、と。
そんなことは有り得ないと分かっていても、願ってしまうんだろう。
「…じゃあな。もう脱走すんなよ」
「しっ、しないよ! もう…!」
痛い所を突かれた時のガキみてぇな顔は昔から変わらない。どうかこのまま変わってくれるな、と思う。
ぎ、と拳を強くする。雛森を裏切って利用した藍染が許せない。アイツは今でも雛森を苦しめ続ける。
そして雛森を救えない俺自身の情けなさも許せない。
慰めることも出来ないなら、せめて戦ってやる。
それしか出来ないなら、それだけを絶対にやり遂げてやる。
これ以上雛森が悲しまないように――。
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日番谷隊長フィーバーで御座います。
(言われなくても分かってるから)
先週からの日番谷隊長の登場で私の心はパラダイスです。ああ、制服姿もお似合いで…抱き締めたい…ッ!(本気)
で、現世に出発前の日番谷隊長と雛森ちゃんでしたー。
…推敲無しの一発書きだから、突っ込みどころが山ほどありますね…。
近い内にちゃんと書き直そうと思います。隊長の作品をいい加減なままにしておくなんて許せないわ…!(笑)