注意
文化祭編の折の捏造です。
若干(?)の波乱万丈を含みつつも文化祭が終了。
後は片付けを残すのみ――
「…先輩」
「ん? 何だいハルヒ。こんなところで休憩か? ああハルヒは昨日今日と頑張ったからな、ちょっとくらいなら息抜きしてもバチは…」
「先輩こそ何してたんですか? こんな所で」
「ああ、それはだな、その、ちょっと愛らしいちょうちょさんに誘われて…」
「今秋ですよ」
「うっ。い、いや秋にだってちょうちょの一匹くらいは…」
「それに蝶ならこんな裏庭の用具室の更に裏になんか行かないで中庭とかの花壇を目指すと思いますが」
「…ううう、いや、その…」
どうして隠そうとするんだろう。
1人になりたいって思うのは何も恥ずかしいことでも何でもないのに。
どうして隠そうとするんだろう。
普段日常的にどれだけ下らないことにも拗ねまくる癖に、こんな大切なことに限って。
どうして隠そうとするんだろう。
見つけられたら何でもないことのように振舞ってまで。
「…」
「ハ、ハルヒ…? 何だいこのよしよしは…?」
「いえ、何となく」
「おとーさんはよしよしされるよりする方が好きなんだが…」
「勝手に娘にしないで下さい。父を2人持った覚えはありません」
「いやしかし、俺は本気で娘のように思ってるぞ!」
「先輩がどう思っていても自分は思ってませんから」
「…うう。ハルヒが反抗期に突入してしまった…」
「はいはい、反抗期でも何でもいいです」
隠さなくてもいいじゃないですか。
傷付いたら泣いていいんです。
人に慰められていいんです。
気障で格好付けたがりなのにいつも何処か間が抜けていて全然決まらないおかしい人、それが先輩でしょう。
些細なことで大ダメージを受けたり落ち込んだり拗ねたり、いつも情けない姿を見せてばっかりじゃないですか。
それなのにこんな時だけ、1番肝心な時だけ隠すのはひどいでしょう。
「…先輩は父なんかじゃありませんから」
「あー、また言ってるー! そんなに繰り返さなくてもいいだろう、ハルヒ!」
「先輩は先輩でしょう。…それ以外の何だって言うんですか」
妾の子だろうと本妻の子だろうと、先輩は先輩でしょう。
そんなことに傷付かないで下さい。傷付いたら隠さないで下さい。
泣き虫のあなたが泣けないくらい悲しみを溜め込むくらいなら、いっそ逆に大泣きしてくれたマシなんです。
「…」
「だからハルヒ、このよしよしは何なんだ…?」
「だから何となくです。お気になさらず」
「(気にするなと言われても…)」
悲しいなら泣いて下さい。
全部1人で溜め込まないで下さい。
自分が無茶しないように見張っておくって言ったのは先輩の癖に、その先輩が無茶してどうするんですか。
「…ハルヒー?」
「何ですか」
「やっぱり俺はよしよしする方が好きだぞ」
「そうですか」
「だから、今度は俺がハルヒによしよししてあげよう!」
「はぁ、結構です」
「そっ、そんな即答しなくても…」
「別にされたくないので」
「じゃ、じゃあされたい時はいつでも言いなさい! たとえハルヒが地球の裏側にいても瞬時に駆けつけて…」
「地球の裏側にいたらまず言えないんじゃないですか?」
「そこは愛の力が全てをカバーするのだ!」
「…」
(ブリザード)
「ハ、ハルヒ…?」
「…戻りましょうか。これ以上油を売っていたら鏡夜先輩に無理難題とか押し付けられそうですし」
「おや、もうそんなに時間が経ってしまっていたのか?」
「はい、先輩が姿をくらましてからたっぷり30分も」
「それはまずい…! 早く戻るぞ、ハルヒ!」
「はいはい」
…無理はしないで下さい。
全然平気じゃなくせに、平気に振舞おうとする貴方を見るのは、とても辛いんです。
本当に泣きたい時くらいは、本当に優しくしますから。
「…ハルヒ」
「はい、何ですか?」
「本当によしよしされたい時はちゃんと言うんだぞ? いつでも何処でも駆けつけるからな」
「…はぁ」
「尤も、わざわざハルヒが言わなくても、俺はいつでも何処でもハルヒを見守っているからな!」
「…それってストーカー…?」
「…!(ヒドイ…!)」
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来月号が出るまでのフライング妄想でしたー。
鏡夜さんや双子達は環が姿くらましてるって気付いてるけど敢えて探しに行かなかった、とゆーことで。環って本当に愛されてますよね。
逆ハーレム状態なのに全く気にしない(とゆーかむしろ迷惑してる)ナチュラルに毒舌なハルヒ嬢が大好きです。
環とはカップリングでもいいし、今一頼りにならないおとーさんとしっかり者の娘でもいいです。どっちも大好き。
双子とはお友達、鏡夜は雇い主と雇用者(えー…?)、はにーとは子供とおねーさん、モリ先輩とは寡黙なおにーちゃんと妹、が理想系かな。
ちなみに最後の方で環はハルヒが慰めてくれてるんだって気付いてるということにしているんですが…そ、そんな風にちゃんと見えますか…?(びくびく)
私の本当の想いが貴方を守るから。
何も分かってなかったころ、どうして私がって何度も思った。
どうして私が戦争になんか巻き込まれなきゃいけないの?
どうして私のパパが死ななきゃいけないの?
どうして私がこんなに苦しまなきゃいけないの?
どうして私が哀れまなきゃいけないの?
私だけが辛い思いをしてると思ってた。
何も知らなかったから。自分のことばっかり考えて何も知ろうとしなかったから。
だからキラを、サイを、皆をいっぱい傷つけた。
私にはその権利があると思ってた。
だけど色んなことがあって、色んなことを知って。
私はどんなに馬鹿だったんだろうって後悔した。
キラが生きてるって知った時は、ただ嬉しかった。
キラに会いたかった。会って謝りたかった。
ひどい事を言った。ひどい事ばかりしていた。ごめんなさいって謝るくらいじゃとても許されないことだらけで、私はキラに何もしてあげれなかった。
優しい人なのに、…本当に優しい人なのに、そのことすら忘れて。自分の悲しみしか見ようとしないで、…やっとそのことに気付いたら、その時にはもう遅くて。
フレイって私を呼ぶキラの声が聞こえたとき、もう謝ることすらできないって、ずっと凍ったままだった気持ちが溶けていった。
本当はキラはもう私になんか会いたくないのかもしれないって思ったこともある。
それだけのことを、私はしたから。
それなのにキラは呼んでくれた。
また私を守ろうとしてくれた。
ザフトの避難艇の中で。ドミニオンからの避難艇の中で。
キラは。
だから私は、もうそれだけで。
ごめんなさい、そして、ありがとう。
だからキラ、どうか泣かないで。
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…このまま小話の更新がメインになってしまったらどうしよう…。<やめなさい
突発的にキラフレ。
キラ視点なら何個か書いたけど、フレイ視点って書いたことなかったなぁ、と思って。
…あと某日記でキラカガ主体でキラフレっぽいことが書いてあって影響されて。<分かりやすい奴め
フレイは最初はもう苦手でねぇ…。
何ですかこのお嬢ちゃんは、と思ったものですが…。46話 「たましいの場所」で惚れました。
「キラ…! うそぉ…」と言うセリフでね。本当にキラが生きてて良かった、って思ってるセリフでした。
最終話のララァ化(その呼び方やめろ…)は正直どうかと思いますが、まぁキラに遺言(?)を残せたからいいか、と、なるべく好意的に思おうと努めています。
「不思議だと思わないかい? 心と言っても結局思考を司っているのは全部脳だ。感情の起伏も脳内物質が分泌されているからに過ぎない。つまり僕ら――人間に限らず脳を持つ生物は、心臓があっても脳がなくちゃドキドキ出来ない。
だけど君は頭がないのに動くし考えるし、怒ることも笑うことだって出来る。その様々な感情は何処から来ているんだろうね?」
『知るか。考えても分からないことをいつまでも考えても仕方がないだろう』
「それを考えて考えてつきとめようとするのが学者だよ。明解な解が見つけられなかったら仮説という名の仮の解を作り出す。そして今度はその仮の解が正しい解であることを証明するためにまた考え出すんだ。ま、僕は学者じゃなくて医者だけどね」
『ヤブ医者の間違いだろう』
「失礼な。せめてスズメと言って欲しいね」
『スズメ? どういう意味なんだ?』
「まだヤブにはなってないという意味だよ、セルティ。スズメはヤブに向かって飛んでいくから」
『なお悪い!』
「そうかなぁ。ガケ医者よりはマシだろう? あ、ガケっていうのはヤブすら生えないって意味なんだけどね」
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『デュラララ!!』よりセルティ・ストゥルルソンと岸谷新羅でしたー。
ヤマなしオチなしで何が言いたいのかも分からん没ネタ。
ただセルティと新羅の会話が書きたかっただけなのかも。
『デュラララ!!』はよく分からんタイトルなんですが内容はとても良いです。テンポよく読めて、キャラクター多いけどしっかり整理されて書かれてて。
これがシリーズ化して続きとか出たら出たで嬉しいんですが、敢えてこのまま続きを出さないで終わるのもいいですね。<どっちだ
ドライブでもしてるのかな?
「お前、車持ってたんだ」
「いや、俺個人の持ち物じゃないよ。家族で共用してるんだ」
「ふぅん。それにしても免許は持ってるんだ。いいなぁ」
「カガリは運転は出来ないのか?」
「うん。『暁の砂漠』にいた頃に練習だけでもしたかったんだけど、キサカが絶対にさせてくれなかったからな」
「…え?」
「あれからはずっとバタバタしてたから全然練習できる時間なんかなかったし」
「ちょっ…待て、カガリ。お前今『暁の砂漠』って言ったか? あのアフリカのレジスタンスの!?」
「? うん。言ったけど。それが何か?」
「何かって…! 何だってお前がそんなところにいたんだ!?」
「何でって、キラから聞いてないのか?」
「聞いてない。
ヘリオポリスから脱出した後はずっとアークエンジェルに乗ってたんじゃないのか?」
「違う。脱出した後は一度オーブに戻ったんだ。それであのアークエンジェルやモビルスーツのことでお父さまと喧嘩して、『お前は世界を知らない』って言われたからカッとなって飛び出して…」
「…それで、レジスタンスに…?」
「そう」
「…なんでそこでレジスタンスに走るんだ、お前は…。ヨーロッパか何処かに留学するものじゃないのか、普通」
「それ、キラにも言われたぞ。
でもさ。自分の知らない世界を見るのに、そのままの立場で留学なんかしたら意味がないじゃないか。全然知らない立場に立ちたかったんだよ」
「だからってオーブの姫がいきなりレジスタンスに…」
「護衛はいたさ。ずっとキサカがついてたからな」
「そういう問題か…!?」
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アスランはもっと怒るんじゃないかなぁと思わないでもないですがとりあえず。<適当だなオイ
しっかしなー…。この雑記帳、まともに書いたSSじゃないからもっと更新が増やせるだろうと思って作ったのに、実際には全然増えてないよ更新。意味ねぇ…。
…あ、そう言えばここでアスカガ(?)書いたの初めてだ。
◆ 少女と青年とモトラドと犬の朝食風景(キノの旅) 偶然旅先で合流?
「お早う。キノさん、エルメス君」
「あ、お早うございます」
「…おはよ」
「朝早いんだね、キノさんは。一緒に朝食でもどうだい?」
「シズさんこそ。エルメスはまだ半分以上寝てますよ。じゃあお言葉に甘えて」
「俺は昨日も食べたんだけどね。このホテルのモーニングはとても美味しいんだ」
「へぇ、それは楽しみです」
「キノは味より量と種類だろ?」
「失礼な。味だって重要だよ。勿論量と種類があるに越したことはないけど」
「ほら」
「あははは。安心していいよ、バイキング形式だから量も種類も取り放題だ」
「良かったね、キノ。大食らいのキノでも遠慮なく食べられるよ」
「そうだね。燃料がなくなって動けなくなったエルメスの隣で遠慮なくお腹いっぱい食べることにするよ」
「燃料タンクに手をかけるのは止めて欲しいな、キノ」
「朝から面白いね、キノさんとエルメス君は」
「シズさま。馬鹿と言うのですよ、あれは」
「ちょっと待ちなよ、犬。何が馬鹿だって?」
「そこの子供とモトラドのこそさ」
「聞き捨てならないな犬っころ。主人の後を付いて行くしか能のない下僕の癖に」
「主人に口答えする馬鹿なモトラドよりマシだ」
「エルメスと陸君も朝から元気ですね」
「うん、そうだね」
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オチなし。
「キノの旅」にハマった頃に一発書きしたネタ。
最初はそうでもなかったんですけど、某所で素敵漫画を見つけて以来、シズキノも大好きです(笑)
でも私が書くとシズキノも恋愛要素が薄い妙な関係になってしまう…何故だ。